鬼女タウン

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    手話

    293: おさかなくわえた名無しさん[sage] 2008/07/10(木) 03:54:02 ID:BDn7qOAK
    家電販売店勤務です。
    ある日、初老の女忄生が来店したのでカウンターに通したところ、

        ∩   ∩ ノ)   
        川 ∩ 川彡'三つ  
      ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃    
    ⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ 
     ⊂彡川⊂彡川ミ⊃    
    ⊂彡川∪⊃ U川彡⊃   
      (ノ ∪  川 ∪ミ)  
            ∪    

    わからないから、手話わからないから。
    対応に困り、ホワートボードに「ご用件をお書き下さい」と書いて渡しました。
    しかし女忄生、頑なに

        ∩   ∩ ノ)    
        川 ∩ 川彡'三つ  
      ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃    
    ⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ 
     ⊂彡川⊂彡川ミ⊃    
    ⊂彡川∪⊃ U川彡⊃   
      (ノ ∪  川 ∪ミ)  
            ∪      

    もうやだこの仕事。  

    492:1/52006/02/13(月) 05:50:13ID:Ksv7Zq5b
    俺には母親がいない。
    俺を産んですぐ事故でタヒんでしまったらしい。
    産まれたときから耳が聞こえなかった俺は
    物心ついた時にはもうすでに簡単な手話を使っていた。

    耳が聞こえない事で俺はずいぶん苦労した。
    普通の学校にはいけず、障害者用の学校で学童期を過ごしたわけだが、
    片親だったこともあってか、近所の子どもに馬鹿にされた。
    耳が聞こえないから何を言われたか覚えていない(というか知らない)が
    あの見下すような馬鹿にしたような顔は今も忘れられない。

    その時は、自分がなぜこんな目にあうのかわからなかったが、
    やがて障害者であるということがその理由だとわかると
    俺は塞ぎ込み、思春期の多くを家の中で過ごした。
    自分に何の非もなく、不幸にな目にあうのが悔しくて仕方がなかった。

    だから俺は父親を憎んだ。
    そしてタヒんだ母親すら憎んだ。
    なぜこんな身体に産んだのか。
    なぜ普通の人生を俺にくれなかったのか。

    手話では到底表しきれない想いを、暴力に変えて叫んだ。
    ときおり爆発する俺の気持ちを前に、父は抵抗せず、
    ただただ、涙を流し「すまない」と手話で言い続けていた。

    その時の俺は何もやる気がおきず、荒んだ生活をしていたと思う。

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