【前編】今日、20歳になった弟から感謝の手紙をもらった。元々は父母、あに、私、弟の普通の5人家族だった。ある日父が上司と揉めて会社を辞めた。それから家族の歯車が狂い始めて…
59: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:14:20 ID:HS2 60: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:18:01 ID:HS2 61: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:25:01 ID:HS2 62: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:27:51 ID:HS2 63: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:31:49 ID:HS2 64: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:33:28 ID:HS2 65: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:36:34 ID:HS2 66: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:43:08 ID:HS2 67: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:49:00 ID:HS2 68: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:53:07 ID:HS2 69: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:56:49 ID:HS2 70: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:57:09 ID:Med 71: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)22:58:17 ID:HS2 75: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:07:03 ID:Med 77: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:08:41 ID:HS2 79: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:12:32 ID:HS2 80: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:16:02 ID:HS2 81: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:18:05 ID:Med 82: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:18:24 ID:HS2 83: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:18:54 ID:HS2 84: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:20:42 ID:mvB 85: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:24:37 ID:HS2 87: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:30:34 ID:HS2 88: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:32:20 ID:HS2 89: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:39:26 ID:HS2 90: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:44:47 ID:HS2 91: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:49:12 ID:HS2 93: 名無しさん@おーぷん 2018/07/11(水)23:54:31 ID:HS2 95: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:05:22 ID:l8I 96: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:11:12 ID:l8I 97: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:14:49 ID:l8I 98: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:18:14 ID:l8I 99: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:22:59 ID:l8I 100: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:25:26 ID:l8I 102: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:28:06 ID:l8I 103: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:32:24 ID:l8I 104: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:36:54 ID:l8I 105: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:47:52 ID:l8I 106: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)00:50:38 ID:l8I 108: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)01:02:06 ID:dnU 110: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)02:25:28 ID:gBb 111: 名無しさん@おーぷん 2018/07/12(木)03:49:57 ID:t8Q
弟は中学時代に引き続き、高校でもバスケ部に入りたいと言っていた。それなりの強豪校ということも志望した理由の1つ。
それもあって、転校は絶対にさせたくないと思っていた。
そのことも職場の人たちに話すと、
それもあって、転校は絶対にさせたくないと思っていた。
そのことも職場の人たちに話すと、
「強豪のバスケ部ならきっと朝練がある
弟くんを起こして見送らせてあげたい
早出出勤になると、きっと〇〇さんの方が早く出るから、弟くんを送り出せないよね
よし、〇〇さんは早出出勤無しで!」
みたいな感じですぐに勤務形態まで考えてくれた。
弟くんを起こして見送らせてあげたい
早出出勤になると、きっと〇〇さんの方が早く出るから、弟くんを送り出せないよね
よし、〇〇さんは早出出勤無しで!」
みたいな感じですぐに勤務形態まで考えてくれた。
弟は私たちがついている嘘を信じて毎日楽しそうに高校へ通った。部活ももちろんバスケ部に入り、先輩達の予想通り朝練があった。
母は日に日に弱っていった。薬は治療というより緩和が中心。
弟には副作用で一時的に弱っていると伝えていた。
母は日に日に弱っていった。薬は治療というより緩和が中心。
弟には副作用で一時的に弱っていると伝えていた。
5月の半ば、私は職場の人間関係に恵まれ、母の弱っていく姿に苦しさがあるものの、仕事は充実しており楽しさを感じていた。
弟には彼女ができた。バスケ部のマネージャーで、可愛らしい子。
父のタヒについて、身内以外のほとんどの人には母も私も弟も心筋梗塞で亡くなったと伝えていた。みんながみんな理解してくれるとは思わなかったから。
でも弟は彼女に本当のタヒを伝えていた。それほど信頼している。
なんでもありのまま話せる相手だと嬉しそうに言ってた。
弟には彼女ができた。バスケ部のマネージャーで、可愛らしい子。
父のタヒについて、身内以外のほとんどの人には母も私も弟も心筋梗塞で亡くなったと伝えていた。みんながみんな理解してくれるとは思わなかったから。
でも弟は彼女に本当のタヒを伝えていた。それほど信頼している。
なんでもありのまま話せる相手だと嬉しそうに言ってた。
彼女=なっちゃん
で。
で。
仕事帰りにちょうど弟の高校を通る。
なっちゃんが私に会いたがっているとのことで、何度か高校の近くで3人でおしゃべりした。
ある時なっちゃんが、「次は弟くんのお母さんにも会ってみたい。いつか一緒にお見舞い行けたら嬉しい。どんな病気なの?」と聞いた。弟は、母が入院していると伝えていたが、病名は言ってなかったよう。
なっちゃんが私に会いたがっているとのことで、何度か高校の近くで3人でおしゃべりした。
ある時なっちゃんが、「次は弟くんのお母さんにも会ってみたい。いつか一緒にお見舞い行けたら嬉しい。どんな病気なの?」と聞いた。弟は、母が入院していると伝えていたが、病名は言ってなかったよう。
「すい臓がんだよ。末期の。」と弟が答えた。
「そうなんだあ…」と気まずそうに下を向くなっちゃん。
なんで末期って知ってるの!?私も気まずかった。
「そうなんだあ…」と気まずそうに下を向くなっちゃん。
なんで末期って知ってるの!?私も気まずかった。
私は先に帰宅して混乱。
思い返してみても絶対に末期って言ってない。
あたふたしていると弟が帰ってきた。
私と目が合うとすぐに「やっぱ末期だよね?w」と笑った。
なんで末期って分かったのか尋ねた。
思い返してみても絶対に末期って言ってない。
あたふたしていると弟が帰ってきた。
私と目が合うとすぐに「やっぱ末期だよね?w」と笑った。
なんで末期って分かったのか尋ねた。
入院し始めて約3ヶ月。
はじめは本当にいつか良くなると信じてた。
薬の副作用で苦しんでいるけど徐々に良くなると信じてた。
でも様子は変わらないどころか、むしろ弱っていってる。
これはおかしいと思って自分なりに膵臓癌について調べてみた。
ネットにある末期の症状や治療方法と同じように感じた。
点滴や母が飲んでいる薬の名前も調べると緩和の文字が出てきた。
もう末期ガンで間違いないだろうと思った。
とのこと。
はじめは本当にいつか良くなると信じてた。
薬の副作用で苦しんでいるけど徐々に良くなると信じてた。
でも様子は変わらないどころか、むしろ弱っていってる。
これはおかしいと思って自分なりに膵臓癌について調べてみた。
ネットにある末期の症状や治療方法と同じように感じた。
点滴や母が飲んでいる薬の名前も調べると緩和の文字が出てきた。
もう末期ガンで間違いないだろうと思った。
とのこと。
弟は淡々と話しながらも涙目。
私は隠していたことをひたすら謝った。
弟は、
そりゃあ先に教えてほしかった。
でも姉ちゃんの忄生格からして教えるわけないよなって思う。
おかんは面白がってその提案に乗ったバカだなと思うし、
他の人もみんなきっと良い人だから合わせてくれてたんだろ。
俺のこと考えてそうしてくれてたんなら俺は何も言えないよ。
嘘はつかれるよりつく方が大変だし、姉ちゃんよくやったなと思うよwおつw
って言って部屋に行った。
私は隠していたことをひたすら謝った。
弟は、
そりゃあ先に教えてほしかった。
でも姉ちゃんの忄生格からして教えるわけないよなって思う。
おかんは面白がってその提案に乗ったバカだなと思うし、
他の人もみんなきっと良い人だから合わせてくれてたんだろ。
俺のこと考えてそうしてくれてたんなら俺は何も言えないよ。
嘘はつかれるよりつく方が大変だし、姉ちゃんよくやったなと思うよwおつw
って言って部屋に行った。
翌朝、
昨日はああ言ったけどさ、俺のこと舐めすぎじゃない?
ある程度の覚悟はちゃんとできる。
姉ちゃんからしたら弟だけど、一般的に見たらただの男だよ。
ただの男に中途半端な嘘はダメだよ
説教された
昨日はああ言ったけどさ、俺のこと舐めすぎじゃない?
ある程度の覚悟はちゃんとできる。
姉ちゃんからしたら弟だけど、一般的に見たらただの男だよ。
ただの男に中途半端な嘘はダメだよ
説教された
母や医者にも弟にバレたことを伝えた。
休日、なっちゃんも一緒に見舞いへ来てくれた。
母と意気投合し、楽しそうに過ごしていた。
なっちゃんは本当に良い子。
弟の3人目の彼女だけど、1人目と2人目のことを思い出せなくなるくらい見た目も中身も可愛い。
休日、なっちゃんも一緒に見舞いへ来てくれた。
母と意気投合し、楽しそうに過ごしていた。
なっちゃんは本当に良い子。
弟の3人目の彼女だけど、1人目と2人目のことを思い出せなくなるくらい見た目も中身も可愛い。
よく解らないんだけど
つまりこれネタとか創作小説だよね?
元々は両親、2つ上の兄、5つ下の弟の5人家族
きょうだい3人仲良くてまあまあ普通の家族だった
…もう1人はどこへ消えたのさ…
つまりこれネタとか創作小説だよね?
元々は両親、2つ上の兄、5つ下の弟の5人家族
きょうだい3人仲良くてまあまあ普通の家族だった
…もう1人はどこへ消えたのさ…
>>70
きょうだい3人は私も含まれてる
きょうだい3人は私も含まれてる
>>71
実在する家族なら解るはずだけど男女混合の兄妹で永遠に仲良しこよし
なんて、まずあり得ないから
仮に実際にそうだとしても、何を言いたいか状況が良く解らないよ
というか、兄弟の年齢設定が曖昧過ぎるよ
実在する家族なら解るはずだけど男女混合の兄妹で永遠に仲良しこよし
なんて、まずあり得ないから
仮に実際にそうだとしても、何を言いたいか状況が良く解らないよ
というか、兄弟の年齢設定が曖昧過ぎるよ
そろそろ母がタヒぬんだろうなと思っていた。
覚悟はできている、って思っていたけど実際は怖くて仕方ない。
夏休みになってからは、弟は部活が休みの日は一日中母と話していた。
覚悟はできている、って思っていたけど実際は怖くて仕方ない。
夏休みになってからは、弟は部活が休みの日は一日中母と話していた。
>>75
べたべたするような毎日楽しく話をするような仲ではないよ
それぞれが中学生の頃は一言も話さない日もたくさんあったし
それでもテレビ見て笑い合ったりとか、一緒に親に怒られたりとか、私個人的には仲良しだったんだ。
何を伝えたいのかは正直私も分からない
ただ喜びと達成感と悲しさがぐっと込み上げてきて、
今までを振り返りたいなって思いと、同じような人がいたら話してみたいなと思って。
べたべたするような毎日楽しく話をするような仲ではないよ
それぞれが中学生の頃は一言も話さない日もたくさんあったし
それでもテレビ見て笑い合ったりとか、一緒に親に怒られたりとか、私個人的には仲良しだったんだ。
何を伝えたいのかは正直私も分からない
ただ喜びと達成感と悲しさがぐっと込み上げてきて、
今までを振り返りたいなって思いと、同じような人がいたら話してみたいなと思って。
8月のある日、私は仕事、弟は朝から晩まで面会の予定だった。
お昼過ぎに弟から職場へ連絡があった。
ちょうど子どもたちのお昼寝の時間で寝かしつけている所だった。
慌てた表情で部屋に来た主任の表情で母が亡くなったってすぐに分かった。
お昼過ぎに弟から職場へ連絡があった。
ちょうど子どもたちのお昼寝の時間で寝かしつけている所だった。
慌てた表情で部屋に来た主任の表情で母が亡くなったってすぐに分かった。
>>79
そうだとしても設定が良く解らないよ
あなたが男か女かすらも
そうだとしても設定が良く解らないよ
あなたが男か女かすらも
着替えたり、病院へ行く準備をしてる間に主任がタクシー呼んでくれていた。手を握って「いってらっしゃい」って言ってくれた
その優しさに泣きそうになった。
その優しさに泣きそうになった。
>>81
確かに私の忄生別言ってなかった
女です
確かに私の忄生別言ってなかった
女です
保育士あたりで分かると思うが
タクシーの中でずっと手が震えてた。
覚悟してたから淡々としていられるはずだったんだけど、
無理だった。めちゃくちゃ怖かった。
病院着いて、まず母に会いに行った。すごく綺麗な顔。
だけど怖くて触れなかった。
落ち着いてからまた来ようと思って、病室へ行った。
弟がワンワン泣いていた。
覚悟してたから淡々としていられるはずだったんだけど、
無理だった。めちゃくちゃ怖かった。
病院着いて、まず母に会いに行った。すごく綺麗な顔。
だけど怖くて触れなかった。
落ち着いてからまた来ようと思って、病室へ行った。
弟がワンワン泣いていた。
よく見たら弟が手にノート持ってて、
開いてるページが涙でびしょびしょ。
背中をさすりながらノート取ってよく見てみたら、
「〇〇くん、生まれ変わったらお母さんと結婚しようね」
って書いてあった。
他のページにもメッセージがたくさんあった。
たぶん思いつきというか、文章にするつもりなくその時頭に浮かんだメッセージを書いたのか、
短文のものが何ページにもあった。
開いてるページが涙でびしょびしょ。
背中をさすりながらノート取ってよく見てみたら、
「〇〇くん、生まれ変わったらお母さんと結婚しようね」
って書いてあった。
他のページにもメッセージがたくさんあった。
たぶん思いつきというか、文章にするつもりなくその時頭に浮かんだメッセージを書いたのか、
短文のものが何ページにもあった。
お母さん天然な人だったから面白いのもあったけど
書いてることが思い出深いものばっかりで、
ページめくるたびに弟は声をあげて泣いた。
書いてることが思い出深いものばっかりで、
ページめくるたびに弟は声をあげて泣いた。
引き出しの中に私へのノートもあった。
1ページ目は長文で、
「〇〇ちゃん。弟くんが生まれるまで泣き虫でわがままだったね。でも弟くんが生まれてから急にしっかり者のお姉ちゃんになって、お母さんは困惑しました。
あんなに泣き虫だったのに、お父さんのお葬式以来もう何年も泣いていないこと、お母さん知っています。
たまには泣くのも悪くないよ。たまには泣かないと婚期逃すよ。いつも頑張ってる〇〇ちゃんの涙はみんな受け止めてくれるよ」
って感じで。
1ページ目は長文で、
「〇〇ちゃん。弟くんが生まれるまで泣き虫でわがままだったね。でも弟くんが生まれてから急にしっかり者のお姉ちゃんになって、お母さんは困惑しました。
あんなに泣き虫だったのに、お父さんのお葬式以来もう何年も泣いていないこと、お母さん知っています。
たまには泣くのも悪くないよ。たまには泣かないと婚期逃すよ。いつも頑張ってる〇〇ちゃんの涙はみんな受け止めてくれるよ」
って感じで。
泣きそうになったけど弟の前で泣きたくなかったから我慢した。
たぶん涙目なってただろうけど。
その日の夜には遠くに住んでる親戚がたくさん来た。
みんな私や弟のことを褒めてくれた。
2人とも偉い!立派に育ってる!って声掛けてくれて、
かわいそうって言われるよりもそうやって実際の頑張りを認めてもらえて私も弟も嬉しかった
たぶん涙目なってただろうけど。
その日の夜には遠くに住んでる親戚がたくさん来た。
みんな私や弟のことを褒めてくれた。
2人とも偉い!立派に育ってる!って声掛けてくれて、
かわいそうって言われるよりもそうやって実際の頑張りを認めてもらえて私も弟も嬉しかった
しばらくの間、祖父母や叔父叔母が実家やホテルに泊まり、手続きなど色々と手伝ってくれた。
年に数回しか会わない人たちだけど、私達のことを真剣に考えてくれていることがよく分かった。
必要があればすぐにまた来るし、なんなら引っ越して一緒に住んでもいい!とまで言ってくれていた。
正直そこまで思ってくれているとは思わなくてすごく嬉しかった。
何かあったらすぐ頼れると思うと安心した。
年に数回しか会わない人たちだけど、私達のことを真剣に考えてくれていることがよく分かった。
必要があればすぐにまた来るし、なんなら引っ越して一緒に住んでもいい!とまで言ってくれていた。
正直そこまで思ってくれているとは思わなくてすごく嬉しかった。
何かあったらすぐ頼れると思うと安心した。
仕事は規定より長めに休みもらった。
それから弟が高1の間は特に何事もなく過ぎていった。
弟の高校とは母の病気が分かった時からこまめに連絡取ってたので、
色々と理解してくれていた。
なっちゃんも相変わらず可愛い。
それから弟が高1の間は特に何事もなく過ぎていった。
弟の高校とは母の病気が分かった時からこまめに連絡取ってたので、
色々と理解してくれていた。
なっちゃんも相変わらず可愛い。
高校3年生になると、勉強での疲れや苛立ちを
私にぶつけてくるようになってきた。
私にぶつけてくるようになってきた。
なっちゃんと喧嘩している期間は、特に。
お風呂の温度が熱すぎる、肉より魚の気分だった、俺の隣でアイス食うな、チー鱈を食うな、朝ドラ観るな
今まで言わなかったちょっとしたことをたくさん言ってくるようになった。
お風呂の温度が熱すぎる、肉より魚の気分だった、俺の隣でアイス食うな、チー鱈を食うな、朝ドラ観るな
今まで言わなかったちょっとしたことをたくさん言ってくるようになった。
さすがに理不尽なことを言われると私も怒ることもあった。
そんなこんなで秋には志望校A判定になり、
弟の気持ちにも少しの余裕ができたみたいで
ちょっとしたことで怒らなくなった。
なっちゃんは私の卒業した短大志望で保育士を目指すとのことで
私は嬉しくてたまらなかった
そんなこんなで秋には志望校A判定になり、
弟の気持ちにも少しの余裕ができたみたいで
ちょっとしたことで怒らなくなった。
なっちゃんは私の卒業した短大志望で保育士を目指すとのことで
私は嬉しくてたまらなかった
弟はなんとか志望校合格。
弟は泣いて喜んだ。
私は「みんなにお金出してもらうんだし当たり前だね」
ってめちゃくちゃ冷たいこと言った。
素直におめでとうって言ってあげれば良かったなと思う。
弟は泣いて喜んだ。
私は「みんなにお金出してもらうんだし当たり前だね」
ってめちゃくちゃ冷たいこと言った。
素直におめでとうって言ってあげれば良かったなと思う。
卒業式は有給を取って出席した。
中学の卒業式と同じように、退場で目が合うと照れてた。
そして今回も教室で最後のホームルーム。
周りはほとんど40代のお母さんだったけど
私のようにきょうだいが来ているところもあって、あんまり浮かなかった。
中学の卒業式と同じように、退場で目が合うと照れてた。
そして今回も教室で最後のホームルーム。
周りはほとんど40代のお母さんだったけど
私のようにきょうだいが来ているところもあって、あんまり浮かなかった。
一人ひとりのスピーチでは、高校では珍しく保護者が全員出席だったから、
なんと保護者も前に出て親子で向かい合って子どもが話すという形だった。
これはかなり浮いた。
弟は「」
なんと保護者も前に出て親子で向かい合って子どもが話すという形だった。
これはかなり浮いた。
弟は「」
弟は「特にこの場で言うことはないかなwまあ3年間ありがと」
って中学の時より淡白なスピーチ。
担任や同級生達は事情を知ってるので
「おいおいw」って反応だったけど弟は気にせず切り上げた。
って中学の時より淡白なスピーチ。
担任や同級生達は事情を知ってるので
「おいおいw」って反応だったけど弟は気にせず切り上げた。
大学入ってからも持ち前の明るさですぐに友達できて、
相変わらずなっちゃんとは仲良しで
ウェイウェイ大学生してる。
相変わらずなっちゃんとは仲良しで
ウェイウェイ大学生してる。
今日というか日付的に昨日は弟の20歳の誕生日。
私は仕事、弟は大学のいつも通りの朝。
起きてきた弟に「あ、誕生日おめでとう」と声をかけた。
そしたら、ん!ってぶっきらぼうに手紙を渡された。
私は仕事、弟は大学のいつも通りの朝。
起きてきた弟に「あ、誕生日おめでとう」と声をかけた。
そしたら、ん!ってぶっきらぼうに手紙を渡された。
便箋4枚にたくさんの感謝が綴られていた。
姉ちゃんいなかったら俺はたぶんタヒんでた
何から何まで全部支えてくれてありがとう
お父さんよりお母さんより兄ちゃんより、姉ちゃんが1番強くて逞しい人間だと思う
マジで1番尊敬してる
お父さんがタヒんだ時も、姉ちゃんがいてくれたから
お母さんも兄ちゃんも頑張って生きれたと思う
姉ちゃんおらんかったらたぶん心中してたと思う
姉ちゃんはそれぐらいすごい生き物
こんなに色々あったのに全然泣かない生き物も姉ちゃんぐらいだよ
無駄にプライド高くて頑固なとこはホントお父さんそっくりだよね
この辺で私はボロ泣きした
そして手紙を取り上げられた
姉ちゃんいなかったら俺はたぶんタヒんでた
何から何まで全部支えてくれてありがとう
お父さんよりお母さんより兄ちゃんより、姉ちゃんが1番強くて逞しい人間だと思う
マジで1番尊敬してる
お父さんがタヒんだ時も、姉ちゃんがいてくれたから
お母さんも兄ちゃんも頑張って生きれたと思う
姉ちゃんおらんかったらたぶん心中してたと思う
姉ちゃんはそれぐらいすごい生き物
こんなに色々あったのに全然泣かない生き物も姉ちゃんぐらいだよ
無駄にプライド高くて頑固なとこはホントお父さんそっくりだよね
この辺で私はボロ泣きした
そして手紙を取り上げられた
弟は照れ臭くなったみたいでその後手紙の続きは読ませてくれないまま大学へ行きました。
夜はなっちゃんと会うからご飯いらないし帰らないと言われました。
誕生日を祝ってもらっているのでしょう。
以上です。
夜はなっちゃんと会うからご飯いらないし帰らないと言われました。
誕生日を祝ってもらっているのでしょう。
以上です。
おめでとー
えがったのう
乙
引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1531304052/
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